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アンティークって何?
オリジナルと工房ものの違いは?
美術品を保存するのに最適な環境とは?
サインについて
マルチプルとは?
ポートフォリオとは?
同じ画家でも、新作と旧作とで価格に違いがある?
作家がどこまで携わればオリジナル版画?
物故作家・鑑定について
エディション番号とは?
ローマ数字とアラビア数字の比較
アンティークって何?
日本では「アンティーク」という言葉を古い小物・雑貨や家具全般の通称として用いている。ただし、関税上アンティーク(日本語では書画・骨董)と呼ばれるのは100年以上を経たものだけで、この分類はWTO(世界貿易機構)に共通する。20世紀に入ってからのアール・ヌーヴォーやアール・デコ作品もその意味ではアンティークではない。しかし、現在流通するガラス工芸品の主流はこの時期のものであることも多い。
オリジナルと工房ものの違いは?
ガレが直接作った作品が「オリジナル」、工房で生産したものは「工房もの」。こんな誤解をしていませんか?ガレやドームを初めとするガラス作家は別に自ら製作していたわけではなく、あくまで、有能な技術者を抱えた生産統括者、企業経営者だった。ガラス製品に刻まれる「刻印」もブランド名であり、「ガレ本人が作った」という証明ではない。彼らは、自分の芸術性や技術の可能性を追求した「作品」と、一般の市民に知名度を高め安価で提供するための「商品」を作り分けていた。同じ文様でも高級仕様ではグラヴュールをいう手彫り技術を用い、一般仕様では薬品を使ったエッチング加工を行うといった具合である。
美術品を保存するのに最適な環境とは?
美術品の保存にとって望ましいとされている湿度、温度の範囲は40〜60%、温度は20〜25度です。また、作品を飾る場合は暖房器具の真上や、太陽、蛍光灯の直射光の当たらない場所に飾るのが良いです。つまり、湿度のパーセンテージもそうなのですが、むしろ急激な変化にこそ、最大の注意が必要。温度・湿度があまり変化しない環境に置くことに気をつけてください。
サインについて
刷り上った版画には作家によりサインが入れられる。これは、作家が作品を承認した証拠である。版画には、自署のサインの他にも様々なサインがある。物故作家の跡刷りの作品、生前に作家がサインを入れてなかったもの、製作中に作家が亡くなったものには、版元や遺族がスタンプを作りサイン代わりに押す。これをスタンプサイン、アトリエサインと呼ぶ。自署のものに比べ安い。あらかじめ原版の上にサインを掘り込んだり、刷り込んだりしたものを版上サインという。サインがないノーサインと呼ばれる作品もある。サインの習慣が一般化したのが1930年代のため、それ以前の版画にはサインが入ってないものがあります。ブックタイプの版画集などは、奥付ののみにサインがあることも多い。シャガールの「ダフニスとクロエ」を例にとると奥付のみにサインがあるブックタイプが250部、各作品が別々で個別のサインとナンバーがあるものが60部存在する。
マルチプルとは?
出現は1950年代後半の欧米から、美術用語では「量産される現代美術の立体作品」を指す。何よりエディション(限定総部数)が入っているのが特徴。市販の箱詰めの紅茶にサインを入れたボイスや、既製の便器を素材にオブジェを製作したデュシャンらの芸術に、マルチプルが占めた意義は大きい。
ポートフォリオとは?
複数枚のセット物の版画、作家があるテーマに基づいて連作を製作したものなど。この単語が使われるのはほとんどが現代版画である。スウィート、シリーズなどと呼ばれることもある。
同じ画家でも、新作と旧作とで価格に違いがある?
日本画の現存作家の市場では、若干の例外を除き、新作の価格が最も高く、初期の作品は「前作」ということで価格が下がることが多い。そのため、作家が亡くなると新作の供給がストップして、市場は先細りとなってしまう。一方版画市場の場合はむしろ逆で、新作の発表価格は安く、旧作、特に初期の希少価値の高い作品や絶版のものなどには高い値段がつく場合もあります。
作家がどこまで携わればオリジナル版画?
オリジナル版画の基本は自画・自刻・自刷りの三点。しかし工程すべてを作家が負うとは限らない。絶対的な規範はないが、次のような原則はあります。
  1. 版画を制作する目的で作家が下絵(master imageもしくはmaster copy)を描き、作家自身が木版、銅板、石版、合羽版、孔版などを自刻(製版)したもの。
  2. 作家自身が自分の手で摺ったり、機械(プレス)にかけて刷ったりした作品、もしくは作家の監督下で職人(craftsmen)がその指示通り摺ったもの。
  3. 完成した作品の一枚一枚を作家が容認したもの、もしくは職人が製版し、刷りあがった作品を作家自身が容認したもの
  4. 完成した作品の版面左下に普通、限定番号(edition number)を、右下に自筆署名したもの
ただし、この4原則はサインの習慣が一般化したのが1930年代のため、それ以前に制作された版画には適用されない。
物故作家・鑑定について
弊社で買取る作品は、「現在の美術市場で流通が可能な作品であること」ということ前提と言えます。物故作家において鑑定機関がある作家(東京美術倶楽部や棟方志功鑑定委員会など)に関しては鑑定書がない作品は市場で流通させるのが困難な場合があります。そういった場合は買取りの前に鑑定書をとっていただくケースもあります。作品をただし、同じ作家でも作品によっては必ずしも鑑定書が必要ではない場合もありますので、お気軽にご相談下さい。
エディション番号とは?
作品の限定総部数を意味し、番外版画は除いて勘定する。一般に作家は自分のオリジナル作品にサインのほか、この限定総部数を分母として、分子に一連のエディション・ナンバーを記入する。
番外版画一例
H.C.はフランス語でHors Commerceの略で、非売品
PPは英語のPrinter's Proofの略で、版画の刷り職人のための作品
EAとは、フランス語のepreuve d'artisteの略で、版画の作家保存分
英語ではArtist Proofと呼びAPと表記します。
TPとは、英語のTrial Proofの略で、版画の試し刷りという意味です。
フランス語ではEpreuve d'Essaiと呼び、EEと表記します。
ローマ数字とアラビア数字の比較
普段我々が目にしているのがアラビア数字、ローマ数字には馴染みが薄いかもしれませんが、ローマ数字は「数の組み合わせ」でできているので覚えてしまえば簡単です。
まず、基本となる列(1・T)(5・X)があります。その列に数字を組み合わせていくと考えてください。
例えば、数字の2はTとTでUとなり、3の場合はTとTとTでVといった具合です。ただし、例外として基本となる列(1・5)の左隣、(4・W)と(9・\)の列の場合は基本となる列の数字から表現したい数字になるようにマイナスしたい数を組み合わせるということです。
たとえば、4の場合は(5・X)から(1・T)をマイナスするためW、40の場合は(50・L)から(10・X)をマイナスするためXLとなります。
後は左側から読んでいくということに気をつければ、この組み合わせの数が変わるだけでパターンは同じです。
15/50 XX/L
125/150 CXXX/CL
298/450 CCXCXTTT/CDL
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