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この仕事を始めてまだ数年、今まで扱ってきた作品、見てきた作品は限りない。扱うと言っても様々で、お客様から買取させていただいた作品、オークションや業者の交換会で買った作品、業者から仕入れた作品。どんな形であれ一瞬でもその作品を自分の会社に持ってきて、触る、見る、といったものを含めれば莫大な点数になるでしょう。まぁ業界の先輩方に言わせれば、僕が今まで扱ってきた作品の数なんてのは、ほんの微々たるものですが・・・。でも、それだけ数多くの作品を見られるということは僕にとっては幸せなことです。昔は絵・芸術というものに関しては全く興味ゼロだったんですが、不思議なものです・・・どんどん好きになっていきます。
美術館にもたまに行きます。好きだとか嫌いだとかは勿論あります。3秒も見てないんじゃないかという作品も多いです。僕の場合、細かいことは何も考えないで、見たまま感じたままで「これはいいな」だけです。本来すごくその作品が気になれば、物語性だとか時代背景、作家の性格、作品の技法なんかを調べてみたいと思うのでしょうが、思ってもなかなかそこまでしないですね。図録を買ってもパラパラ見るだけといった感じです。実に勿体ないですね。もしかしたら絵そのものが好きなんじゃなくて、その絵の価値、相場、相場の変動みたいなものが好きなのかもしれませんね。
結局、美術品の鑑賞は誰にどうこう言われるものではないので、人それぞれ、自由に好きなもの、好きな部分だけを想像して楽しみを膨らませていけばいいんじゃないでしょうか。
東京支社 花井
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