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ジャン・アルプ(Jean Arp)

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ジャン・アルプ(Jean Arp)1886~1966 洋画|外国人

1886 フランス・アルザス地方の首都ストラスブールで生まれる
1908 パリのアカデミー・ジュリアンで学ぶ
1909~1911 スイスにて初めて抽象的作品を制作。新しい造形グループ(モダン同盟)を結成。
1954 ヴェネツッィア・ビエンナーレに参加。彫刻部門・国際グランプリ受賞
1963 フランス国芸術大賞受賞
1966 バーゼルにて死去

概要・その他

父ユルゲンはドイツ人の葉巻製造業で、母ジョゼフィーヌはアルザス人であった。アルザス地方の地域性からドイツとフランスの両方の文化、教育の影響を受けて育つ。幼い頃から絵を描くことを好み、造形芸術と詩に強い興味を持っていて、自然と芸術家への道を歩んだ。 模索からダダイズムに至るまで 両親からも熱心に支援を受けたアルプは1901年、シュトーラスブルクの美術工芸学校へと入学する。だが、その伝統的な美術教育に拒否反応を示し、専ら新しい芸術表現の可能性を模索しながら、パリの美術館を巡り、そして詩作を続けていた。

後に、ドイツのヴァイマルの美術学校へ通い、1908年頃にはパリのアカデミー・ジュリアンなどで学んで、マティスやシニャックらと展覧会を開くなどをしたが、その全てに満足できず、ほどなくスイスのルツェルンへと移り住んでいた実家に戻ることとなる。 1911年、スイスの同世代の作家たちと共に「デア・モデルネ・プント(近代同盟)」と名づけたグループを立ち上げて展覧会を開き、これ以降アルプは数年の間、まるで自分の方向性を模索するようにパリやケルン、ミュンヘンをまわり、同時代の多くの芸術家たちを交流を持っていく。その中には青騎士のカンディンスキー、クレー、ピカソ、エルンスト、モディリアーニなどがいる。

1915年には後に彼の妻となるスイス人芸術家、ゾフィー・トイバーとも出会い、彼女との共同制作を行うようになる。木や紙、布を使った幾何学的コラージュ作品を多く制作した。まさにゾフィーとの出会いは、アルプ自身の方向性を定める重要なものであった。 第一次世界大戦を避けて、チューリヒに落ち着いたアルプは、トリスタン・ツァラらと共にダダイズム運動を始める。戦争や既存の社会的な美的規範に反抗し、また、ありとあらゆる手段による表現方法は伝統的で窮屈でしかなかった芸術界に衝撃を与え、中心人物であったアルプはさらに多くの芸術家たちと交流を持った。

1922年10月にゾフィーと結婚。スイス国籍を取得しようとするものの、ダダ・シュルレアリスム的な活動が問題視されて当局から拒否され、フランスへ戻りフランス国籍を取得する。1927年にアルプ最初の個展がパリのシュルレアリスト画廊で開催されたころから、アルプの作品で最も著名な有機的な不定形を持つ「具象彫刻」の制作が始まる。 妻ゾフィーと共に、多くの芸術家グループに参加しつつ多くの展覧会に出品し、詩集も出版するが、その頃に第二次世界大戦が勃発。パリを脱出したアルプとゾフィーはアメリカへの移住を計画するが、結局再びスイスへと逃れることとなる。

1943年1月12日夜、就寝中だった妻ゾフィーが故障したストーブから出た一酸化炭素中毒で事故死する。この悲劇的事故はアルプのその後の生涯に決定的な影響を与えることとなる。 妻の突然の死によって、深刻な鬱に陥ったアルプは修道院に引きこもり、4年間まったく詩作だけで妻を弔って過ごした後、長年の友人で収集家で、晩年にはアルプの再婚相手ともなるマルゲリーテ・ハーゲンバッハの支援により制作を再開する。詩を主題にしたモチーフを繰り返し応用した彫刻を精力的に発表するようになり、またエッセイなどの著作にも多く記した。 1954年、ヴェネツィア・ビエンナーレ彫刻部門賞を受賞、1963年にはフランス芸術大賞を受賞した後はその名声はゆるぎないものとなり、数多くの彫刻を世界中に残した。 1959年にマルゲリーテと結婚。自らの著作をまとめた集大成である「摘みとられた日々」(アルプの死後に刊行された)を準備した後、1966年にスイスのバーゼルにおいて死去した。

主なる作品

「森」 1917頃 愛知県美術館蔵
「臍の上の二つの思想」(1932)川村記念美術館蔵
「星座」(1933) 愛知県美術館蔵
「目覚め」(1938)広島県立美術館蔵
「地中海群像」(1941/1965)東京国立近代美術館蔵
「鳥の骨格」(1947)富山県立近代美術館蔵
「プロフィール」(1955)広島市現代美術館蔵
「植物のトルソ」(1959)大阪市立美術館蔵
「カップか果実か」(1960)国立国際美術館蔵
「バラを食べるもの」(1963)埼玉県立近代美術館蔵
「のんびりする貝」(1965)札幌芸術の森美術館蔵
「陽気なトルソ」(1965)兵庫県立美術館蔵

(参考出展:wikipedia)
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