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小茂田青樹 オモダ セイジュの美術品買取情報

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小茂田青樹

1891年に埼玉県入間郡川越町(現川越市)に、呉服商・小島徳右衛門の次男として生まれた小島茂は「詩情の画家」と呼ばれた日本画家である。5歳の時に叔父の養子になり小茂田姓を名乗るようになった。17歳で上京し、「安雅堂画塾」に入門する。同年同日に入門した速水御舟とは終生のライバルといえる関係となる。1913年に画壇にデビューし、若くして支援者を獲得し作品の入選を受けるが、1915年頃に結核を患い終生に渡って闘病を余儀なくされる。同年代の岸田劉生の影響も受けており、洋画の持つ写実性に加えて日本画の伝統的装飾性を施すことに拘りを抱いていた青樹は、生涯に渡って如何にその二つを融合させるかを探究し続けた。『春の夜』や『虫魚画巻』といった作品を生み出し日本画の革新を図りつつ多くの門人を育てるも、昭和8年8月28日に43歳で夭折してしまう。 写実に徹した観察は美しい面影を蘇らせ、透明感のある繊細な色彩と描線が丁寧に重ねられた作品を描く。写実性は対象そのものの内面までを描き出すかのようであり、代表作である『虫魚画巻』は更に神秘的な雰囲気も内包している。そこには、青樹の目指した写実性と装飾性の融合した見事な世界が構築されているといえる。

代表作
「虫魚画巻」(東京国立近代美術館, 1931年)
「出雲江角港」(東京国立近代美術館, 1921年)
「ポンポンダリア」(横浜美術館, 1922年)
「鳴鶏」(埼玉県立近代美術館, 1930年)
「春の夜」(埼玉県立近代美術館, 1930年)
「松江風景」(東京国立近代美術館, 1920年)
「双鳩図」(京都国立近代美術館, 1920年)
「秋意」(川越市立美術館, 1926年)
「麦踏」(埼玉県立近代美術館, 1919年)
「春庭」(山種美術館, 1918年)
「漁村早春」(愛知県美術館, 1921年)

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