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フランスを中心とするヨーロッパ美術
広島支社では中国・四国エリアを担当させていただいており、縦横無尽に出張買取を行っておりますので、皆様のお問い合わせをお待ちしております。
さて、これまでのコラムでは「京都府立 堂本印象美術館」、「神奈川県立近代美術館」等、勤務地に存在する美術館に行ってはご紹介をさせていただきました。今回は、先日足を運んだ「ひろしま美術館」の作品について書いていこうと思います。
ひろしま美術館は第1展示室から第4展示室まであり、第1展示室のウジェーヌ・ドラクロワ(1798~1863年)の作品を皮切りに、第4展示室の藤田嗣治(1886~1968年)まで多数の名作が展示されています。
一番最初に目にするウジェーヌ・ドラクロワの「墓地のアラブ人(1838年作)」は、作家自身が政府使節団としてモロッコへ行った際の経験を元に描かれた作品だそうです。
イメージ中央には馬から下りたモロッコ王の近衛兵が描かれているのですが、墓地を見つめる表情からは哀愁が漂っているように見えます。
第2展示室にあるオディロン・ルドン(1840~1916年)の「ペガサス、岩上の馬(1907~10年頃作)」はギリシャ神話で神馬とされるペガサスを壮大に描いていて、見る者を惹きつけます。
第3展示室では過去に出張買取でも目にした事のあるモーリス・ド・ヴラマンクの作品が展示されています。
実際にお客様のご自宅にて拝見した事のある作家の作品が展示している事は多々ありますが、それを見るたびに美術がお好きな方からみれば、いかに自分が幸せな環境の中で仕事をさせていただいているかを実感する事ができます。
最後に大作が展示されている第4展示室です。藤田嗣治の「受胎告知(150×100cm)」「三王礼拝(150×100cm)」「十字架降下(150×150cm)」はいずれも1927年に製作されており、画題は新約聖書に基づいてつけられているそうです。
乳白色の滑らかな地肌に面相筆で描いた裸婦の作品を出品する事で高評を得た藤田嗣治ですが、3点1組とされるこれらの作品も同じタッチで描かれており、線の細かさや色使いをどれだけじっくり見ても飽きる事がありませんでした。
美術館で作品を見る時は近くからも、遠くからも作品をじっくり鑑賞する事ができるので、1つの作品に対して様々な印象を持つ事ができます。それも美術館で作品を見る事の1つの魅力なのかもしれません。
ひろしま美術館では7月11日~8月30日まで「ユトリロとヴァラドン展」が開催されるそうです。今の梅雨の時期や真夏の暑い時に立ち寄り、ゆっくり、じっくり鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
広島支社 梶原
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