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想像を超える美術の技術
少しずつ、年の瀬に向けて忙しさが見え隠れしている時期になり、忘年会やクリスマス、正月に向けて準備をされている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?
師が走るほど忙しい月とは、昔の人は上手いことを考えるなとしみじみと感じる今日この頃。気温の変化も急に変わるようになりましたので、体調を崩さないように気をつけてくださいね
さて、今回僕が話させていただく内容は「アクションペインティング」といった現代美術の技法です。
アクションペインティングとは、今まで筆やペンを使い、キャンバスに向けて繊細に描いていた技法から抜け出し、筆から顔料を振って飛ばす、そのまま垂らしてみる。もしくは体に顔料を塗りたくってそれで描いてみるなど、どの様に作品を描いたのかが注目される技法です。
この技法が注目され始めたのは、1952年に美術評論家のハロルド・ローゼンバークが論文でアクションペインティングという概念を定義したところから始まります。
そこから、ジャクソン・ポロックやウィレム・デ・クーニングといった多くの作家が世に作品を作り上げていき、現代美術の更なる発展に繋がっていきました。
例えば、近頃ニュースでもよく名前が挙がる、草間彌生先生は1957年に渡米した際、ジャクソン・ポロックの作品に刺激を受け代表作でもある「無限の網」を制作したと話されています。
日本のアクションペインティングで有名な作家には、キャンバスに絵の具の塊を盛り、ロープにぶら下がって裸足でキャンバスの上を滑るよう塗り広げていき、重厚な作品を描く白髪一雄先生や、 ボクシンググローブに顔料を付け、キャンバスに向かって右、左とリズミカルにグローブを打ち付け、殴ってついた跡や飛び散った絵の具で作品を描く篠原有司男先生など、数多くの作家がいます。
近頃では更に新しい発想で作品を創作されている作家は数多くいます。中でも僕が驚いたのは、キャンバスや紙に描くのでは無く、VRと特殊なペンを使い、何もない空間に立体的な作品を描く表現方法や、AIに1万枚以上の肖像画を取り込み、分析をさせて、人の手を使わずAI技術で肖像画を描くなど、機械やコンピューターを使った表現方法です。
今までにない手法の作品はどんな作品が出てくるのかが想像が出来ずとても楽しくなります。もしかしたら、何気ない行動で描いた物が新しい技術の発展につながるかもしれませんね!!
東京支社 近藤
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