作家・作品紹介

楽園へと誘う~ トーマス・マックナイト

幼いころ、よく遊んだ子ども部屋の壁紙や天井…。
優しい光につつまれた自分だけのパステルカラーの空間は、両親より与えられた特別な空間でした。
大人になり、とある絵画に出逢った瞬間に、幼い頃の記憶が呼び覚まされました。そのパステル調の優しい色使いに、まるで異国の楽園に引き込まれるようでした。

どうやら私は大人になった今でもパステルカラーの色使いに心惹かれるようです。
今回はトーマス・マックナイトの魅力をご紹介します。

楽園へと誘う~ トーマス・マックナイト

地上の楽園を描く

トーマス・マックナイト(Thomas McKnight)は、1941年生まれのアメリカ合衆国の現代美術家です。初期イタリアルネッサンスの影響を受け、美しい風景をシンプルな構図とパステルタッチで描く独自のスタイルで知られています。彼は絵画や版画など多岐にわたるメディアで作品を制作し、その鮮やかな色使いや幻想的なテーマ性によって注目を集めています。


楽園へと誘う~ トーマス・マックナイト

「マックナイト・スタイル」

彼の作品の特徴は、都市やリゾート地の風景画を中心とし、現実の要素をアバンギャルドなデザインと融合させ、独自の空間や時空の感覚を作り上げています。その結果、作品は魅力的でありながらも抽象的で、楽しさや軽やかな雰囲気で表現されています。この絵画たちは「マックナイト・スタイル」と呼ばれ、独自のアートスタイルを確立しました。独自の視覚的な言語で都市や風景を描き、豊かなイマジネーションと共感を呼び覚ましています。


楽園へと誘う~ トーマス・マックナイト

国民的画家へ

1988年に合衆国憲法制定200周年の公式イメージに選定され、1994年にはホワイトハウスから当時のクリントン大統領の公式クリスマス・カードの3つのイラストの最初のものの作画を依頼されました。”White House Red Room”と題した作品は、実はクリントン夫妻が彼の大ファンだったため実現し、後に版画にもなっています。これを機にアメリカ本土のみならず、各国でファンが増える事となりました。そして親日家である彼は日本にも度々訪れており、彼の作品の中には日本の風景、とりわけ神戸の町並みを題材としているものが多数あります。日本国内でも各地で展示会が開催され、大きな話題を呼びました。


楽園へと誘う~ トーマス・マックナイト

マックナイトの知名度は、国際的なギャラリーや美術館での展示会を通じて広がっており、代表作はメトロポリタン美術館やスミソニアン博物館等世界中でコレクションされています。彼の芸術はポップでありながらも精緻で、独自の洗練されたスタイルは現代アートの中でも際立っており、一見してマックナイトとわかる画風は時空を超越した芸術的な空間を作り上げる現代を代表する作家の一人です。


◆そんなマックナイトの活動は本人の公式Facebookに写真と共に沢山掲載されています。
https://www.facebook.com/ThomasMcKnightArt/
最近の作品を観ると、どことなく色が落ち着いており、新たな世界を展開しているようです。
ぜひチェックしてみてくださいね。

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