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バーナード・リーチ Bernard Howell Leachの美術品買取情報
バーナード・リーチ
バーナード・リーチといえば、柳宗悦、濱田庄司等とともに民芸運動に参加した工芸作家として知られています。幼いころ京都で育ち、日本に愛着をもっていました。1909年、22歳の時いらい13回来日しています。初めて倉敷へ来たのは1934(昭和9)年、4回目の来日のときでした。大原孫三郎、總一郎親子は民芸運動を支援していた(注1)こともあり、濱田や河井とはすでに親しく交友していました。 その後も戦前・戦後、たびたび倉敷を訪れて、大原美術館で講演や展覧会を開催したり、酒津焼の窯や、羽島焼の窯で若手を指導するなど、倉敷や大原との関わりを深めていったのです。
1961(昭和36)年、大原美術館に工芸館が完成した日、濱田、河井、富本とともに開館のセレモニーに出席しました。4人とも「生きているうちに4人で一緒に陳列してもらえるなんて、こんなにうれしいことはない。」 と感激したといいます
バーナードは実用より美学的関心を優先させた純粋芸術としての陶芸に対し、実用的な日用陶器を作ることを擁護した。彼は陶磁器に重要なのは絵画的な絵柄でも彫刻的な装飾でもなく、日用品としての用を満たす器の形状や触覚だと考えた。このため、彼の制作スタイルは1950年代から1960年代のミッドセンチュリーのアメリカ合衆国でカウンターカルチャーやモダニズム・デザインに大きな影響を及ぼした。バーナードは近代的で協同組合的なワークショップを運営して、一般大衆向けの手作り陶磁器のラインナップを制作することを切望していた。
世界中からリーチ・ポタリーに陶芸家が弟子にやってきて、リーチの様式と信念を世界に広げていった。例えば、カナダから来た見習い陶芸家達は1970年代にかけてバンクーバーを中心としたカナダ西海岸に活発な陶芸シーンを形成した。アメリカ人の弟子たちの中にはウォレン・マッケンジー(Warren MacKenzie、彼もミネソタ大学で多くの後進の陶芸家に影響を与えた)やバイロン・テンプル(Byron Temple)、クラリー・イリアン(Clary Illian)、ジェフ・ウェストリッチ(Jeff Oestrich)といった陶芸家がいる。ニュージーランドの陶芸の第一人者レン・キャッスル(Len Castle)も1950年代半ばにイギリスへ旅しバーナードと働いて大きな影響を受けた。
また長年バーナードの助手だったマイケル・カーデューやオーストリアで陶芸を修めた後にナチスから逃れてイギリスに渡りリーチの影響を受けたルーシー・リーらは、リーチと協力しあるいは競いながらイギリス陶芸の地位向上に努めた。またたびたび来日し各地で作陶したほか、『Unknown Craftsman』(知られざる職人)などの書を通して民芸運動やその関連作家をイギリスに紹介、展覧会も開きその理論を解説した。
1890年 植民地官僚だった父の再婚と転勤に伴い香港に転居。
1903年 ロンドンのスレード美術学校に入学。
1904年 香港上海銀行に入社。
1905年 香港上海銀行を退社。ロンドン美術学校に入学。
1907年 ロンドン美術学校でエッチングの技法を学ぶ。高村光太郎と知り合う。
1909年 日本に帰国。東京・上野桜木町に転居。
1909年 同人誌「白樺」の仲間に上野の自宅でエッチングを教える。柳宗悦と出会う。
1910年 富本憲吉と知り合う。
1912年 お茶の席で用いた楽焼に強く惹かれ、6代尾形乾山に入門。後に7代乾山の名を免許。
1914年 東京で初の個展を開催。
1917年 師の乾山の窯を譲り受けて、千葉県我孫子市の柳宗悦の邸内に移築。
1920年 陶芸家の濱田庄司とともにイギリス南西部の港町のセント・アイヴスに転居。
1922年 「リーチ・ポタリー(リーチ・ポッタリー)」(Leach Pottery)という名の製陶所を設立。
1934年 イギリスでの陶芸全般の評価に失望し再び来日。
1940年 イギリスで「A Potter’s Book」(陶工の書)を出版。
1952年 デボンシャーのダーティントン・ホールで開催の 国際陶芸家会議を主宰
1963年 大英帝国勲章(Order of CBE)を受章。
1974年 国際交流基金賞を受賞。視力低下のため作陶をやめる。
1979年 5月6日 没

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バーナード・リーチの作家・作品紹介
アート買取協会の最新買取実績
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ベルリン王立磁器製陶所
蓋付 飾り壺 一対
- 中国美術・西洋アンティーク
- 西洋陶磁
- サイズ
- 36×21
- 特徴
- 壺、置物、陶磁器
- 掲載日
- 2023.03.27
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藤原啓
備前長首壷
- 陶磁器(陶器・磁器)
- 骨董品・古美術
- サイズ
- 34
- 特徴
- 備前焼、壺、陶磁器
- 掲載日
- 2023.03.24
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千住博
法輪寺朝景
- 日本画
- 絵画
- サイズ
- 50×60.5
- 特徴
- リトグラフ、版画
- 掲載日
- 2023.03.23
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ドーム
夏景色文花瓶
- ガラス工芸
- 中国美術・西洋アンティーク
- 特徴
- ガラス、花瓶、被せガラス、酸化腐蝕彫り
- 掲載日
- 2023.03.22
※買取価格は当社のこれまでの買取実績のご参考額です。実際の査定価格は作品の状態、相場等により変動いたします。
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絵画
日本画、洋画、現代アート、中国美術、インテリアアートなど、幅広いジャンルの絵画を査定、買取いたします。
- 他 取扱い例
セル画, ジクレー, 版画, シルクスクリーン, リトグラフ
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骨董品・古美術
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中国美術・西洋アンティーク
中国絵画・中国骨董・ガラス工芸・西洋陶器・西洋彫刻・ブロンズなど、幅広いジャンルの海外の美術品を査定、買取いたします。
- 他 取扱い例
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