買取・作品一覧
モーリッツ・コルネリス・エッシャー Maurits Cornelis Escherの美術品買取情報
モーリッツ・コルネリス・エッシャー
建築については簡単に学んだだけであったが、しばらくして装飾美術についてサミュエル・メスキータ(オランダ語版) に才能を見出される。そこで絵画とウッドカットの経験を積み1922年に卒業している。二人の関係は、サミュメル、その妻エリーザベト、息子ヤーンの3人がナチス・ドイツによって連行・殺害される1944年まで続いており、エッシャーはメスキータがナチスに連れ去られた後、彼の家に行き数枚の作品を集め生涯大切にしていた。
1924年には旅行先のイタリアで出会ったイエッタ・ウミカーと結婚し、1926年には長男ジョージが生まれ、ローマに移り住んだ。1930年には風景画の最高傑作といわれる『カストロバルバ』を制作している。しかし、1935年に長男がイタリア少年国粋党の制服着用を義務づけられたことと、次男アーサーに結核の兆候が見つかったことから、一家はスイスに移り住んだ。 エッシャーはスイスの雪景色を好まず、雪景色に関する版画を一枚しか作成していないが、新しい環境は自分の内面を見つめなおす良い機会になった。
単調な風景の中でエッシャーは次第に南の海に憬れるようになり、自分でスペイン南部にいたる船旅を計画、乗船代金のかわりに旅の途中に作製する版画を受け取ってくれないか、と船会社に提案した。当時はまだ全くの無名で、船会社がこの申し入れを聞き入れたのは幸運であった。このとき船賃として制作された48枚の版画には、『幻窓』『マルセイユ』『貨物船』などが含まれていた。旅行中スペインのグラナダのアルハンブラ宮殿で、ムーア人のモザイク模様を見て深い感銘を受ける。
この旅行のあと、後年の作品に多く見られることになる繰り返し模様の作品に挑戦しはじめた。ライオンに似た動物やこうもりで埋め尽くされた織物を作製して展覧会を開いたが、不成功に終わり、繰り返し模様の作品製作を断念する。精巧な版画家で知られるエッシャーも、始めは不恰好な動物しか作成が出来なかったのである。
1937年にはベルギーに移り、1934年5月13日に2回目のアルハンブラ宮殿訪問をはたした。妻と共に宮殿の洗練された模様の膨大なスケッチをとり、ホテルで彩色している。旅行後は結晶学者であった兄のB.G.エッシャーから『結晶学時報』を読んでみるように勧められた。『結晶学時報』には繰り返し模様に関する論文が掲載されており、平面を同じ図形で埋める方法(平面充填)を研究した。特にジョージ・ポリアの論文には17種類もに及ぶ繰り返し模様の具体例が掲載されており、大きな刺激となった。1937年から平面の正則分割に関する「素人理論」に関するノートをまとめ始めた。1958年には愛好家に向けて『平面の正則分割』を発表、自分自身で纏め上げた理論を分かりやすく説明している。
(参考出展:wikipedia)
1898年にオランダのレーワールデンに生まれる。ハールレムの建築装飾美術学校に入学した際、恩師の勧めで高度な版画技術を習得。その後、25歳でイタリアに渡り、各地を旅行して風景や建築をスケッチし、それを元に多くの版画を制作。 1936年、グラナダのアルハンブラ宮殿を飾るモザイクの幾何学模様に大きなインスピレーションを得る。そこから平面を規則的に分割する方法を用いて人間や動物などのモチーフを、連続や循環、変容させてゆく独自の表現方法を確立。迷宮のようなそのイメージの宇宙には、自然という三次元の世界と絵画という二次元の世界をめぐるエッシャーの深い思索と豊かな詩心が息づき、迷宮をめぐる無限への探求は1972年に74歳で亡くなるまで続いた。

モーリッツ・コルネリス・エッシャーの買取は
アート買取協会にお任せください
豊富な買取実績があるアート買取協会では、モーリッツ・コルネリス・エッシャーの作品を探しています。
もしモーリッツ・コルネリス・エッシャーの作品がお手元にございましたら、アート買取専門店のアート買取協会へ、ぜひご相談ください。モーリッツ・コルネリス・エッシャーの作品を無料査定し、少しでも高く、お客様の満足する価格で買取いたします。
絵画や骨董品、美術品、古美術を売るなら、
買取専門店「アート買取協会」にお任せください!
美術品の売却が初めての方に
「買取の流れ」をご紹介!
全国出張・宅配買取や無料査定も実施中!
アート買取協会の最新買取実績
-
村田省蔵
春めくアルプス山麓
- 洋画
- 絵画
- サイズ
- 10号
- 特徴
- 油彩
- 掲載日
- 2023.05.26
-
その他 鉄瓶・銀瓶
能登川亀文堂鉄瓶
- 茶道具
- 銀瓶・鉄瓶
- 掲載日
- 2023.05.25
-
福王寺一彦
月光富士
- 日本画
- 絵画
- 特徴
- リトグラフ、手彩、版画
- 掲載日
- 2023.05.24
-
嶋本昭三
無題
- 現代アート
- 絵画
- 特徴
- コラージュ
- 掲載日
- 2023.05.23
※買取価格は当社のこれまでの買取実績のご参考額です。実際の査定価格は作品の状態、相場等により変動いたします。
アート買取協会で
買取できる美術品
日本画、洋画、現代アートなどの絵画買取から掛軸、陶磁器などの骨董・古美術の買取まで幅広い美術品ジャンルを取り扱っております。
一覧にない美術品も取扱いがございますので、まずはお気軽にご相談ください。
-
絵画
日本画、洋画、現代アート、中国美術、インテリアアートなど、幅広いジャンルの絵画を査定、買取いたします。
- 他 取扱い例
セル画, ジクレー, 版画, シルクスクリーン, リトグラフ
-
骨董品・古美術
陶磁器・彫刻・ブロンズ・茶道具・工芸品・掛軸など、幅広いジャンルの骨董品・古美術を査定、買取いたします。
-
中国美術・西洋アンティーク
中国絵画・中国骨董・ガラス工芸・西洋陶器・西洋彫刻・ブロンズなど、幅広いジャンルの海外の美術品を査定、買取いたします。
- 他 取扱い例
アンティーク家具 (椅子・テーブル) , 洋食器, ガラス細工, マイセン, ガレ, ドーム, 金製品, 銀製品