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作家・作品紹介

中国近代絵画の先駆者 王雪濤

こんにちは、すっかり秋になり過ごしやすい季節になりました。
芸術の秋という事で美術館でも沢山の企画展が目白押しになってますね。
是非皆さま足を運んでみてください。

さて、今回このコラムで紹介したい作家は私の大好きな作家、王雪濤です。

中国近代絵画の先駆者 王雪濤

西洋と中国の絵画技法を融合した王雪濤

王雪濤は1903年河北省の貧しい家庭で生まれました。原名は庭釣という名前でした。
小さい頃から絵を得意とした彼は、生まれ育った河北の大自然を沢山スケッチしていた様です。彼の目に映る当たり前の日常や光景こそが彼の画業人生のまさに原点とも言えます。

1922年、北平芸術専科学校西画科入学しました。国画系の先輩には後に中国画壇の大家となる陳師曽、蕭謙中、王夢白などがいました。彼は特に王夢白の画法や作品に多大な影響を受けました。

2年後の1924年に、恩師でもある斎白石に雪涛という画号を貰い以後この名前で活動する事になります。
学校を卒業した雪涛は母校で教職に就き、その傍ら自身で花鳥画を制作する様になります。

しかし、1937年盧溝橋事件が勃発すると、彼の教壇人生は敢え無く辞職に追い込まれてしまいます。そしてこれを契機に、本格的に絵画を学び画家として生計を立てる事を決意し、画力を更に高める為ヨーロッパに遊学します。
そして多くの西洋絵画の研究に没頭し、自身も色彩豊かな表現方法を学んで行き西洋絵画の技法と中国古来から伝わる伝統的技法を融合し唯一無二の表現方法を確立致しました。またピカソとも交流が有った事は有名で、ピカソは自ら描いた鳩のデッサン画を雪涛に送っており、彼の才能を早くから認め絶賛していました。


王雪濤の記憶力から生まれる写実表現

雪涛の写実表現の細密さには、まさに生命を感じる程の驚きと感動が有りますが、更に特筆すべき事は彼の卓越した記憶力に有ります。
彼は描こうとする花や鳥、魚や昆虫など、その色や形、向きや姿勢まで一度見た構図を記憶しその後に画室にて記憶を辿りながら忠実に再現するのです。完成する作品は全て今写生を終えたかの様にリズミカルな動きと躍動感に溢れているのです。

1978年の改革解放後、国立美術研究所の副研究員に就任しました。
また北京中国会画アカデミーの創設に携わり、設立後は会員を務めました。

王雪濤は正に中国近代絵画の花鳥画における新しい独自の表現方法を用いた時代の先駆者とも言えます。
日本では河野秋邨と交流を持ち、1970年後半から百貨店や画廊を通じて販売され高い人気を得ています。

近年中国美術が再評価され、とても人気の高い作家の1人となっております。
弊社でも多くお取り扱いをさせて頂いております。
もしお手持ちの美術品の中に綺麗な花鳥図の絵がございましたら是非お問い合わせ下さい。

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