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オーギュスト・ロダン Auguste Rodinの美術品買取情報
オーギュスト・ロダン
パリ在住の労働者階級の子として生まれた。父ジョアン・バティスタは警察に雇われる事務員で、オーギュスト・ロダンは妻マリーとの間に生まれた二人目の子供だった。ロダンはエコール・ボザールなどの美術の専門教育(アカデミズム)を受けず、特に青年期以降は殆ど独学で彫刻を習得した事で知られている。本人の談によれば10歳の時に初めて絵を描いた事で美術に興味を持ち、14歳の時に地元のプティット・エコール(小さな学校)と呼ばれる工芸学校に入校した。
子供達に絵画やデッサンを教えていたルコック・ボードランという教員はロダンを最初に評価した人物で、後年にロダンは感謝の言葉を残している。17歳に工芸学校を退校するまで、ジュール・ダルー・アルフォンソ・ルグロなど同年代に活躍する画家や彫刻家とも知り合っている。プティット・エコールを退学した直後、ロダンは学業継続を望んでエコール・ボザール(グラン・エコール)に入学を志願した。ロダンは同窓生をモデルにした塑像を提出したが、ボザールからの評価は不合格だった。諦めずに翌年と翌々年も塑像を提出し続けたが、全くボザールからは相手にされなかった。
当時のボザールは技術的な要求水準がさほど高くなかったとされ、数度に亘って入学を拒否された事は非常に大きな挫折といえた。ロダンが入学を拒絶された理由は、ボザールでの新古典主義に基いた彫刻教育と異なる嗜好で作品を作っていた事も一因かも知れない。入校を諦めたロダンは室内装飾の職人として働きながら、次の道を模索していた。1863年、ボザール入学を果たせなかったロダンに追い討ちを掛けたのが姉マリアの死だった。ロダンを経済的に支えていた姉は恋人との失恋劇で精神を病み、俗世を捨てて修道女になっていた。その姉が体調を崩して修道院で病没すると、姉の恋人を最初に紹介したロダンは激しい罪悪感に苦しんだという。
姉の後を追うように修道院に入会したロダンは修道士見習いとして、美術から神学へと道を変えようとした。だがロダンの指導を任されたピエール・ジュリアン司教は彼が修道士に不向きだと判断して、美術の道を続けるように諭した。修道会を離れたロダンは動物彫刻の大家であったアントワーヌ・ルイ・バリーに弟子入りして、深い影響を受けた。また24歳の時には生涯の妻となる裁縫職人のローズと知り合い、長男オーギュスト・ブーレ・ロダンをもうけている他、装飾職人としての労働も再開した。普仏戦争の勃発に関しては徴兵対象となったが、近視であった事から兵役を免れた。それでも戦争の影響で仕事が減って生活が苦しくなり、30歳までロダンは家族を養うだけの稼ぎを持てなかった。
職を求めて新天地に向かう事を決めたロダンは家族とベルギーへ移住して、そこで知り合いの紹介でブリュッセル証券取引所の建設作業に参加した。ロダンは当初は仕事が終われば早々に切り上げてフランスに戻るつもりだったが、様々な理由から6年間滞在を続けた。ベルギー時代は彼の創作活動において重要であったと考えられている。彼は装飾職人として独学で彫刻の技法を修練していたが、展覧会用の作品を作る余裕がなかった為に、誰も彼が彫刻家としての夢を抱いていた事を知らなかった。
1875年、職人の親方との関係が悪化した事もあり、ベルギー滞在中に生活費を節約して貯蓄を続けていたロダンはローズを連れて、念願のイタリア旅行へと出かけていった。そこで目の当たりにしたドナテッロとミケランジェロの彫刻に衝撃を受けたロダンは、多大な影響を両者から受ける事になった。彼は「アカデミズムの呪縛は、ミケランジェロの作品を見た時に消え失せた」と語っている。ベルギーに戻ったロダンは早速イタリア旅行で得た情熱を糧に『青銅時代』を製作、十数年ぶりに彫刻家として活動を開始した。
(参考出展:wikipedia)
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