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平川敏夫 ヒラカワ トシオの美術品買取情報
平川敏夫
平川敏夫とは
新制作協会展を中心に活躍。昭和49年創画会結成に参加。樹木を題材に生命力を表現した樹のシリーズを発表。中国旅行後は水墨画を追求した。代表作に「白樹」「樹濤」などがある。1980年「樹木をテーマにした日本画新様式の確立」に対して中日文化賞受賞。
京都の稲石着尺図案塾で日本画の基礎的な技術を学び、開戦のためまもなく帰郷。中村正義との出会いによって本格的に日本画の制作を始めるようになる。1950年には正義の薦めで第3回創造美術展に出品し、以後、創造美術が新制作派協会と合併して新制作協会日本画部となった後も同展に出品を続ける。初期の作風は素朴派を思わせる幻想的な表現で漁村や夜の庭園、水辺の景色などを描き、第18回新制作展では《月の庭》など庭四題が新作家賞を受賞。
やがて画面の色調は褐色系に寄り、陰影を強調した線でフォルムを切り抜く新たな表現様式へと踏み込むようになります。1953年、当地方を13号台風が襲い、家屋のみならず樹林にも大きな被害をもたらしたが、翌年にはあらたな芽吹きがみられ、そのたくましい生命力に触発されて樹々のシリーズが生み出された。
当初は冬枯れの樹枝が波打つ様を描いてたが、やがて燃えさかる炎と化したかのような樹枝を朱で描いたシリーズに至る。また1970年代からはこれらの樹木のなかに古寺の塔を配した連作を発表。「塔は樹の魂」として画面のなかで象徴的な位置を占める。1980年代より画面から色彩が影を潜めるようになり、墨の濃淡を主体とした画境に到達する。
従来の水墨画と一線を画すのは染色を思わせる「白抜き」の画法によるもので、深閑とした雪庭を描く《雪后閑庭》、紅葉の葉が幾層にも重なり合い、無彩であるにもかかわらず装飾美にあふれる《那谷寺仙境》などをあらわす。1990年、豊橋市美術博物館において初の回顧展「平川敏夫展」を開催。1997年には岐阜県美術館で「華麗なる変遷-平川敏夫展」が開催。 2006年5月14日に肺炎のため死去。享年81。
平川敏夫の鑑定機関・鑑定人
東美鑑定評価機構 鑑定委員会
一般財団法人東美鑑定評価機構は、美術品の鑑定による美術品流通の健全化及び文化芸術の振興発展に寄与する公的鑑定機関。
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平川敏夫の買取作品例
平川敏夫に関する美術館情報
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愛知県美術館
〒461-0005
愛知県名古屋市東区東桜1-13-21992年に開館した愛知芸術文化センター10階に位置する愛知県美術館は、20世紀初頭から現在に至る国内外の美術品をコレクションし、コレクション展でご紹介しています。
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東京国立近代美術館
〒102-8322
東京都千代田区北の丸公園3-1東京都千代田区北の丸公園内にある本館と、石川県金沢市にある国立工芸館から構成される。明治時代後半から現代までの近現代美術作品(絵画・彫刻・水彩画・素描・版画・写真など)を随時コレクション。収蔵品は2020年度時点で、日本画854点、油彩画など1,290点、版画3,060点、水彩・素描4,135点、彫刻(立体造形)480点、映像75点、書21点、写真2,947点、美術資料687点、合計13,549点におよぶ。
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アート買取協会の最新買取実績
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山田和
炎舞志野茶盌
- 茶碗
- 茶道具
- 陶磁器(陶器・磁器)
- 骨董品・古美術
- 特徴
- 茶碗、茶道具、陶磁器
- 掲載日
- 2023.10.04
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今井幸子
カフェにて
- 洋画
- 絵画
- サイズ
- 12号
- 特徴
- 油彩
- 掲載日
- 2023.10.03
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セーブル
コバルト天使文皿
- 中国美術・西洋アンティーク
- 西洋陶磁
- 特徴
- 皿、陶磁器
- 掲載日
- 2023.10.02
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高田博厚
Romain ROLLAND
- 彫刻・ブロンズ
- サイズ
- 33×16
- 特徴
- ブロンズ
- 掲載日
- 2023.09.29
※買取価格は当社のこれまでの買取実績のご参考額です。実際の査定価格は作品の状態、相場等により変動いたします。
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日本画、洋画、現代アートなどの絵画買取から掛軸、陶磁器などの骨董・古美術の買取まで幅広い美術品ジャンルを取り扱っております。
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絵画
日本画、洋画、現代アート、中国美術、インテリアアートなど、幅広いジャンルの絵画を査定、買取いたします。
- 他 取扱い例
セル画, ジクレー, 版画, シルクスクリーン, リトグラフ
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骨董品・古美術
陶磁器・彫刻・ブロンズ・茶道具・工芸品・掛軸など、幅広いジャンルの骨董品・古美術を査定、買取いたします。
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中国美術・西洋アンティーク
中国絵画・中国骨董・ガラス工芸・西洋陶器・西洋彫刻・ブロンズなど、幅広いジャンルの海外の美術品を査定、買取いたします。
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