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作家・作品紹介

第一線で活躍し続けているイギリスのアーティスト作家 ダミアン・ハースト

第一線で活躍し続けているイギリスのアーティスト作家 ダミアン・ハースト

今年は花見に行けなかったので、先日絵画で桜を楽しむ花見をしてきました。
国立新美術館で開催されてたイギリスの現代美術作家のダミアン・ハーストが桜をテーマにして描いた作品の展覧会です。桜をモチーフとした色鮮やかでダイナミックな風景画は年齢を感じさせない迫力でまさに圧巻の一言でした。

多彩な作品を発表しているダミアン・ハーストですが、私がその中から真っ先に思い浮かぶのはホルマリン漬けの立体作品です。
ハーストの作品は「生と死」をテーマにしたものが多く、真っ二つにされた牛やサメをホルムアルデヒドのタンクに沈める、といった衝撃的な作風で当時イギリス美術界に議論を巻き起こしました。私も初めてハーストを知った時、ホルマリン漬けってどういう事?これがアートなの?と現代美術の幅広さを実感しました。
今回は美術史では考えられなかった作品を生み出す作家、ダミアン・ハーストについて紹介します。


第一線で活躍し続けているイギリスのアーティスト作家 ダミアン・ハースト

ハーストの生い立ち

ハーストは実の父親に一度も会ったことがなく、義理の父も12歳の頃に家を出て行ってしまい、万引きで逮捕されるなど荒れた父でした。ハースト自身も万引きで二回捕まるなど荒れた幼少期を過ごしたそうです。母親もハーストが履いていたズボンを破る、レコードを破壊するなどヒステリックな一面を持っていましたが、唯一ハーストが得意であった美術は積極的にやらせていました。
母親の後押しもありハーストは美術大学に入学し、その後幅広い作風を持つアーティストとして活動します。「YBA(ヤング・ブリティッシュ・アーティスト)」の中心人物として1990年代に有名になり、現在でも第一線で活躍し続けています。
学生の間、遺体安置所で働いていた経験が後にハーストのテーマに大きな影響を与えてるといわれています。


第一線で活躍し続けているイギリスのアーティスト作家 ダミアン・ハースト

現代美術作家としての幅広い作風

ハーストはホルマリン漬けも有名ですが、他にもペイティングや彫刻、コラージュや写真、NFTアート、幅広い作品を作り出しています。

その中にキャンバスに色の斑点を規則的に配する「スポットペインティング(Spot Painting)」という技法でつくられる作品があります。
白い背景にカラフルなドットが等間隔に並べられているシリーズ作品もハーストの代表的な作品です。
カラフルでかわいらしい印象を与える作品ですが、このドットは実は薬や覚せい剤をあらわしており、薬の名前がタイトルとなっていたりします。
自身も麻薬・薬物に手を染め、イギリスで有名なターナー賞を受賞した95年以降は深刻な薬物中毒とアルコール依存症となり、その作風の奇抜性や独自性が一気に増したといわれています。薬の持つ形状や力に魅力を感じていたハーストは、1998年に本物の薬局そっくりに作ったインスタレーション作品のレストラン『Pharmacy』を発表し話題となりました。


第一線で活躍し続けているイギリスのアーティスト作家 ダミアン・ハースト

ハーストの追求する美

ハーストの幅広い作風に共通するのが「生と死」です。
ハーストの作品を見ると、考えさせられます。ホルマリン漬け、いわば目に映るものは死骸です。しかし、なぜか恐怖心や気持ち悪さをさほど感じさせないのは、アートとして展示されているからこそでしょうか。それとも死をただの悲惨な考えにさせず、新たな存在に変えているからでしょうか。
今回の国立新美術館での展示物はモチーフが全て桜です。ハーストが描くと単純に癒されるような桜ではないだろうなと思って臨みましたが、そこには24点の桜の絵がそれぞれ全く違う印象をもち鎮座していました。
生と死をテーマにしてきたハーストが「生と死と美」を描いた桜は、自然に湧き起こる絵画の楽しさを見直し、儚く美しい桜に人生との類似性を見出し表現したからこそ、桜一つ一つが違う意味を持ち、心に響くのかもしれません。

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