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作家・作品紹介

落選の神様 片岡球子

2020年も始まってもう1ヶ月が経とうとしますね。

今年は東京オリンピックも開催されることもあり、さぞ日本にも沢山の観光客が訪れるかと思います。日本には数多くの観光地や特有の文化などがありますが、その中でも国内・海外を含め誰もが知っている富士山を描くことで有名な作家片岡球子先生を紹介したいと思います。

落選の神様 片岡球子

女性画家の最長老格 片岡球子

1905年の札幌生まれ。
女子美術大学を卒業した後に小学校や愛知県立美術大学などで教鞭をとりながら制作に取り組み、100歳まで教職にたずさわりました。

今では美術業界においては知らない人はいない程の有名作家であり、数々の賞を受賞、文化功労者、文化勲章を受章といった順風満帆の画歴を送ってきたようにみえるかもしれませんが、その裏には人知れず大変な苦労があったそうです。


「落選の神様」と揶揄された、片岡球子の苦闘の時期

若い頃には「落選の神様」と揶揄されるほどの苦闘の時期も経験されており、先生の作品は個性的でもあったので「ゲテモノ」とも言われていたそうです。

しかしそんな先生の作品に対して、その当時の日本画家の重鎮小林古径先生が「そのゲテモノを捨ててはいけない、あなたの絵を絶対に変えてはなりません」と声をかけたそうです。この言葉により半ば失いかけていた自信を蘇らせ、その個性に強力な後押しを得たとされております。

落選の神様 片岡球子

富士山に対する片岡球子先生の想い

片岡先生といえば富士山を描くイメージが先行しますが、実は富士山を描き始めたのは60歳を過ぎてからになります。
先生は六根清浄(※人間に具わった六根、これは五感と、それに加え第六感とも言える意識の根幹、眼根(視覚)、耳根(聴覚)鼻根(嗅覚)、舌根(味覚)、身根(触覚)、意根(意識)を清めること)を唱え、霊気をたっぷり吸い込みながら聖なる山と一体になるために登ったそうです。

そのような富士山に対する敬虔な先生の想いがあるからこそ、自由かつ大胆にダイナミックに投影された富士山の作品になるかと思います。


また先生の作品はかの有名なゴジラの作品にも映っております。「シン・ゴジラ」作品の中でのワンシーンですが、首相官邸の壁にかかっているのが先生の原画作品です。先生の作品と知っている方は驚かれたと思いますが、私も映画を見て驚いたことを覚えております。
このように日本の絵画が世界的に有名な映画のワンシーンに映るのは嬉しいことですね。

片岡先生のように個性を貫いて自身の作品を表現されるのが芸術だと私は感じます。これからの若手作家の方たちからも先生のような個性あふれる方が活躍されることを願います。

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