作家・作品紹介

マリンアートの先駆者 クリスチャン・ラッセン

海やイルカが描かれた作品、またはマリンアートで代表的な画家と言えば、多くの方が今回紹介する作家を思い浮かべるのではないかと思います。
海や砂浜、海洋生物を鮮やかな色彩と繊細な描写で幻想的な雰囲気かつ夢のような要素も感じさせる作品たち。
特にバブル期の日本で人気を博した作家、クリスチャン・ラッセンをご紹介させて頂きます。

マリンアートの先駆者 クリスチャン・ラッセン

幼少期から海とともに

1957年にアメリカ合衆国ハワイ州で生まれたラッセンは、幼い頃から自然に親しむ環境で育ち、特に海や海洋生物に興味を持ちました。10代からサーフィンと絵画に熱中し、オアフ島ノースショアに移り住み、プロサーファーとして活動しながら絵画制作を続けます。
高校時代は美術系の学科を専攻し美術を学んだ後は独自で技術を磨き、肌で感じた自然の偉大さや生き物の自由な姿などをきらびやかに描写し、水面の上下で宇宙と海底を表現する、2WORLDの画風を確立させるなど独自のスタイルと画法を確立していきました。


マリンアートの先駆者 クリスチャン・ラッセン

世界的なアーティストに

1980年代にロサンゼルスで開催されたアートフェアにおいて、海洋をテーマにした作品が注目を集めます。多くの人々から作品が購入されることとなり、ラッセンのキャリアに大きな影響を与えました。ディズニーとのコラボや国連の記念切手にも絵が使用され、テレビ番組に出演するなど一層の注目を集め、彼は世界的に有名な画家の一人となりました。
カラフルで一目でわかりやすい画風は、バブル期の日本でも爆発的なブームを起こし、ポスターやカレンダー、ジグソーパズルなどラッセン作品をインテリアとして楽しむ人が続出。庶民でもアート作品に手が届きやすいということで、それまでアートには関心のなかった層にも人気を博しました。


マリンアートの先駆者 クリスチャン・ラッセン

海を愛したラッセン

海と共に歩んできた人生からラッセンは、海の神秘や自然の力、人間と自然の繋がりをテーマにしています。海や波、太陽光、海洋生物等の要素を巧みに組み合わせて表現し、幻想的な雰囲気を持ちながらも、自然への敬意と共感を作品を通じて伝えることを目指しています。
また、スピリチュアルなテーマや宇宙の神秘的な側面も探求し、宇宙や星座、銀河をモチーフとしたものや、天使や聖なる光なども描いています。
そんなラッセンの作品は現在も人々に愛されており、彼の芸術遺産は今もなお多くの人々に影響を与え続けています。
海洋の神秘や自然の美しさに浸りながら心を癒してみてください。

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