作家・作品紹介

ワイズバッシュ 時間のながれを躍動的に描く 

現代具象画壇のなか、ヨーロッパの正統派と言われ、動きや躍動感、そこに流れている音までも表現した画家クロード・ワイズバッシュを紹介します。

1927年フランスのティオンビルに生まれたワイズバッシュは、ナンシー美術学校に学び、様々な版画技法を習得します。ワイズバッシュのその高度な構成力と表現力は、ときにロートレックやドガとも並び称され、卒業後20代という若さでサン・エティエンヌ美術学校で教授として迎え入れられ、晩年まで教壇にたちました。元々は版画家という立ち位置でしたが、それを支えるデッサンや油彩画はとても力強く、魅力に溢れています。

ワイズバッシュ 時間のながれを躍動的に描く 

どんな音が聞こえてきますか?

初期から定評のある音楽をテーマにした作品は、まるで音が聞こえてくるような躍動感を感じます。作家自身、モーツアルトやヴィヴァルディなどを愛し、演奏している姿を情熱的に捉え、見るものを惹きつけます。そんなワイズバッシュ作品の特徴は、一貫してセピア色を基調にしており、他の色が入らないことでアンティークな雰囲気を醸し出しています。またコントラストの強弱をはっきり描く事により動きが生まれ、ワイズバッシュの卓越したデッサン力の高さを感じます。


ワイズバッシュ 時間のながれを躍動的に描く 

世界の名だたる美術館に収蔵

現在、彼のコレクションはパリ国立近代美術館をはじめ、ニューヨーク近代美術館、ブリュッセルの王立アカデミー等に収蔵されています。日本1970年に初来日し、ベートーヴェンを題材に東京と大阪で個展を開いています。これ以降も何度か来日し個展を開くなど、日本でもゆかりのある作家となりました。またホテルニューオータニ大阪ではバンケット・ホールを飾る大作を手掛けるなど幅広く活動しました。

惜しくも2014年に87歳で生涯を閉じましたが、コレクションは世界各地の美術館に所蔵され(日本では山形美術館に作品が収蔵)、現在でも多くのファンに親しまれています。

作家・作品紹介一覧をみる

美術品の売却が初めての方
「買取の流れ」をご紹介!
全国出張・宅配買取や無料査定も実施中!

買取の流れをみる

アート買取協会で
買取できる美術品

日本画、洋画、現代アートなどの絵画買取から掛軸、陶磁器などの骨董・古美術の買取まで幅広い美術品ジャンルを取り扱っております。
一覧にない美術品も取扱いがございますので、まずはお気軽にご相談ください。

絵画や骨董品、美術品、古美術を売るなら、
買取専門店「アート買取協会」にお任せください!