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作家・作品紹介

情熱の国に生まれた天才画家 トレンツ・リャド

情熱の国スペイン。スペインは多くの有名作家を多数輩出している国です。ゲルニカ、泣く女等で皆様も一度は作品を目にしたことがあるであろう「ピカソ」。20世紀に巻き起こったシュルレアリスムを代表する前衛画家「ダリ」。自由をひたすら愛し、記号化された自然、世界観を描いた「ジョアン・ミロ」。
この三人はスペインの三大巨匠と称されている作家ですが、今回は、47歳という早すぎる死を迎えてしまった天才画家「ホアキン・トレンツ・リャド」をご紹介いたします。

情熱の国に生まれた天才画家 トレンツ・リャド

天才・リャドの軌跡

リャドは1946年にスペインのバルセロナ中心部から、約10kmの地点にあるバダロナに生まれました。暑い夏、温暖で乾燥した冬が特徴の山と海岸にまたがる都市です。幼い頃から造形活動に優れた感受性を表す一方で、自己の創造の世界に閉じこもりがちであったそうです。学校での勉強には全く興味を示さなかったため、興味を持っている芸術を中心に学ぶこととなりました。9歳のころから絵を描き始めますが、肖像画の名手といわれるリャドからすると以外にも、具象芸術から離れ16歳頃までは抽象画、シュルレアリスムを好んだそうです。また、演劇にも興味を持ち、絵画を学ぶのと同時に舞台と舞台芸術にも取り組みました。多作家として有名なピカソも舞台芸術に取り込んでおりましたし、スペインにはそういった芸術家を生み出す文化や土壌があるのではないでしょうか。
美術学校では絵を学ぶあいだに様々な賞を受賞し、課程修了を待たず弱冠19歳にして助教授に任命されるほど、その才能を開花させました。

1971年には自身初の展覧会を開催。3年後の全国的な展覧会で発表した肖像画の数々は評論家から高い評価をうけました。その秋には、コペンハーゲンに渡り、ヘンリー皇太子殿下やベネディクト皇女殿下、デンマーク王室貴族の肖像画を多く描き、王室お抱えの画家として地位を確立しました。
そして、42歳になる1988年には、クリエイティブな仕事や美術を称賛して、パリのジャーナリスト協会から送られる〈パーソナリティ・オブ・ザ・イヤー〉に選ばれました。スペインの画家としては「ミロ」「ダリ」に続く史上三人目の快挙でした。画家だけではなく、舞台美術、デザインなど芸術家としての才能が認められたからに他ならないでしょう。


情熱の国に生まれた天才画家 トレンツ・リャド

ベラスケスの再来と謳われるその才能

1990年には日本で初めての展覧会が開かれ、1993年に47歳の若さで急逝するまでの間に3度の来日個展が開催されました。
リャドが手掛けた作品は光と影の表現が緻密に描かれてあり「ベラスケスの再来」「光の収集家」など数々の名声を博しました。筆を叩きつけるように描く「スプラッシング」を駆使し、抽象であり具象ともいえる独特な表現で光と影を描ききった天才画家。その作品は没後30年近くたった今でも多くの人々の心を魅了し続けています。

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