作家・作品紹介

年明けと富士

新年明けましておめでとうございます。本年もアート買取協会をよろしくお願いいたします。2019年もいよいよ幕開けとなり、皆様にとっても良い年となることを心より願っております。

冒頭にて新年のご挨拶をさせて頂きましたが、すでに鏡開きの時期は過ぎてしまい、もう1月も中旬にさしかかろうとしています。ただ、年始感覚がまだ抜け出せない私にとって、今年はどんな初夢を見ただろうとふと思いました。

皆様はどのような初夢を見られましたか?初夢というと一般的に、一富士二鷹三茄子なんて言うことが多いですよね。その中でもやはり、富士というワードは何とも日本人らしいなと感じます。

富士山といえば美術業界においても多々描かれることがあり、縁起物の一種と考えられているのではと思います。また、富士の絵といえば連想されるのは、葛飾北斎であったり、片岡球子であったりと高名な画家が思い浮かばれます。

その中でも私自身が個人的に好きな富士の絵として、巨匠横山大観の「霊峰富士」です。雲海の中に聳え立つ富士山は何とも言えない貫禄が出ているような気がします。

そんな横山大観ですが、水戸藩出身であり親は熱心な勤皇派の人物で、師である岡倉天心も非常に国粋主義的な人物でした。また大観自身もそのような環境の中で育った為、かなりの国粋主義者であったとされています。

横山大観「不二霊峰」

その為、本人自身は日本の象徴でもある富士に対してかなりの思い入れがあったようで、生涯に1500点近くもの富士山の絵を書いたと言われております。

富士山に対して、「富士山を描くことは、富士にうつる自分の心を描くこと。つまり己を描くことだ。富士は春夏秋冬、朝昼晩、いずれも趣がある」と語っていたそうです。

横山大観自身もそのような思い入れで富士山を描いたように、その他の作家も何かしらの思いを込め富士山を描いているのではと思います。

今後、富士山の絵のみならず皆様のご納得のいく形の上で多岐に渡る絵をお譲り頂くよう弊社一同努力させて頂きます。最後になりましたが、本年も皆様にとって良き一年になることをお祈り申し上げます。

名古屋本社 伊藤

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