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作家・作品紹介

色彩の魔術師 アンリ・マティス

フォービスム(野獣派)と呼ばれる活動の先駆者であり、独自の色彩を駆使した作品から『色彩の魔術師』とも呼ばれたアンリ・マティス。今回は、フランスが生んだ天才芸術家にして20世紀を代表する画家である彼を紹介したいと思います。

マティスの生い立ち

1869年に裕福な穀物承認の長男として生まれたマティスは、父親の意向を受けて法律を学び、当初は法律事務所の書記として働いていました。しかし、1889年に盲腸炎の療養中に母親から画材を贈られた事をきっかけに絵画に興味を持ち画家に転向する事になりました。この決断は父親をおおいに失望させたと言われていますが、ギュスターヴ・モローの指導を受け、ジョルジュ・ルオーと生涯の友情を結ぶ等といった縁にも恵まれたマティスの作品は1896年には国家買い上げともなりました。

色彩の魔術師 アンリ・マティス

野獣派の先駆者

初めはターナーを研究し、写実的な作風を志していたマティスは、次第にセザンヌ、ゴッホやゴーギャンといった後期印象派の影響を受けて自由な色彩による絵画表現を追究していくようになりました。1905年頃には、大胆な色彩を特徴とした作品を次々に生み出して、ヴラマンクアンドレ・ドランらと共に野獣派と呼ばれるようになります。しかしながら、マティスのフォーヴスムとしての活動は数年程の短い期間でした。後年のマティスは、フォーヴスムと呼ばれ見なされる事を酷く嫌ったとも言われています。


色彩の魔術師 アンリ・マティス

色彩の追求

人々を癒やす肘掛け椅子の様な絵を描きたい、そう語っていたとも伝えられるマティスは線の単純化や色彩の純化を追求し続けます。そうして最終的に彼が辿り着いたのが、形体ではなく色彩でデッサンをするといった感覚をより一層強めた切り絵でした。
自然を愛したマティスは、そこから多くのインスピレーションを得て、その感覚や感情を直感的に表現する画家でした。晩年にマティスが内装デザインを手掛けた南仏ヴァンスのドミニコ会修道院ロザリオ礼拝堂には、切り絵をモチーフにしたステンドグラスやマティスらしい大胆な線で描かれた聖母子像などが見られます。これはマティスのそれまでの集大成といえる程の完成度を誇っていると共に、20世紀を代表するキリスト教美術作品とされています。

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