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作家・作品紹介

裏千家の大宗匠 鵬雲斎(ほううんさい)

『宗匠(そうしょう)』とは、文芸・技芸にすぐれ、師である人。特に、和歌、連歌、俳諧、茶道、香道、華道などの師匠をいう。と、解説されます。今回は茶道をたしなむ方であれば知らない人はいないであろう、裏千家の宗匠「鵬雲斎」についてご紹介したいと思います。

裏千家の大宗匠 鵬雲斎(ほううんさい)

学校教育でも取り入れられた裏千家

裏千家十五代家元。斎号、鵬雲斎。若宗匠時代は千宗興、現在は大宗匠・千玄室と称します。「玄室」の名は、千家四代目の仙叟宗室が、宗室襲名前に玄室と名乗っており、これに因んで十二代直叟宗室が隠居した際に玄室を名乗ったことに由来しています。
長男は十六代「坐忘斎」、父は十四代「淡々斎」です。

そもそも、裏千家とはどういったものでしょうか?
まず茶道の流派は500以上あると言われています。その中でも『三千家』と言われ、茶道の主流とされるものに「表千家」「裏千家」「武者小路千家」があり、「裏千家」はそのひとつにあたります。
「三千家とは?」と思われたかと察しますが、茶聖ともいわれる、わび茶の完成者、千利休の子孫が創始し、現代では代表的な茶道流派となったのが三千家です。同じ千利休ルーツの流派ですが、特徴に違いがあります。
たとえば、表千家であれば、お茶を点てる際に泡を少なく、地味な着物、部屋の入り方は左足からなど伝統を重んじているなどの特徴があります。
裏千家では、泡を多く点て、派手な着物、部屋の入り方は右足から、と革新的な思想があり茶道会の中では最大の人口を誇ります。学校教育でも取り入れられていることも理由の一つかもしれません。


裏千家の大宗匠 鵬雲斎(ほううんさい)

「一盌(いちわん)からピースフルネス」

鵬雲斎は十五代目で家元になりますが、そこまでの道のりは決して平坦なものではなく、戦争を経験し、自身も太平洋戦争に海軍予備学生として従軍しています。その経験から凄惨な戦争を二度とおこしてはいけないと考え、鵬雲斎は国際平和を強く希求します。
そして「一盌からピースフルネス」を掲げて、茶道の海外普及にも尽力していきました。
「和敬清寂の精神を持って各国を回り、少しでも世界、人類の平和のためにできれば、と大それたことを思ったんです。これは残された私の運命だと。それをやらなきゃいかんという天の声を聞いたわけです。」と後に語っています。

近代の茶道において国内外の多くの人々を魅了し、門人より愛される裏千家十五代、鵬雲斎。彼の果たした茶道への貢献、功績は計り知れず、後世に名を残す『宗匠』である事は疑う余地はないでしょう。

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