2025.02.18
現代社会は情報が氾濫し、忙しさに追われる日々が続いています。その中で、私たちは時折、自分自身を見失いがちです。そんな時、ふと目にする風景や音楽が、過去の記憶を呼び覚ますことがあります。 私も車の運転中、サイドウィンドウ越…
2025.02.12
花井ですけど!? こんにちは。名古屋本社の花井雄介(社員)です。 アーティストの花井祐介とは漢字は違いますが、同姓同名ということもあり、会社内の会話やオークションの場で彼の名前を耳にすると、つい反応してしまうことが多々あ…
2025.02.04
韓国を代表する現代美術家、鄭相和(Chung Sang-Hwa)は、独自の技法と深い精神性で単色美術運動を牽引しました。その作品は国際的にも高く評価され、現代美術の可能性を象徴する存在となっています。 単色美術の発展への…
2025.01.28
アンドレ・コタボ(1922年~2012年)は、20世紀フランスを代表する具象画家の一人です。その特徴的な作風は、分厚く塗り重ねられた絵具(マチエール)と大胆な色彩で知られ、見る者の心を強く惹きつけます。今回は、彼の経歴や…
2025.01.21
街の郊外やトンネルに描かれた落書きを目にすることは日常的にあるかもしれません。その中でも、鮮やかな配色や深い意味を感じさせるモチーフに思わず目を奪われた経験はありませんか?今回は、アートと社会の境界を曖昧にし、独自の世界…
2025.01.14
皆さんは、心揺さぶられる作品に出会ったことがありますか? 先日、とある作品とのご縁をいただき、社内で改めてじっくり鑑賞する機会がありました。その作品は、ただ美しいだけではなく、その奥に深い物語が込められていることを知り、…
2024.12.24
日本でも古くから愛されている美人画や婦人像。その数々の作品群の中でも、フランス人画家ベルナール・シャロワ(Bernard Charoy)の描く女性像は、単なる美しさを超え、背景や風景の豊かな表現と、人物像全体から伝わる温…
2024.12.17
とある日曜日の夜、寝る前に何気なくつけていたテレビから流れた『情熱大陸』。葉加瀬太郎の情感あふれる音楽とともに、今回の主役として紹介されたのは、ニューヨークを拠点に活躍するアーティスト、松山智一でした。 松山智一さんは、…
2024.12.10
大小さまざまな水玉模様で飾られた「かぼちゃ」は、鮮やかな色合いが特徴的で、赤、黄色、青、白などの強いコントラストで彩られます。草間彌生と言えば「かぼちゃ」、また「かぼちゃ」を描く画家といえば草間彌生を連想するほど、このモ…
2024.12.03
「生と死」—それは、身近な人が亡くなること、自分や家族が病気を患うこと、事故に遭い生死をさまようこと、ニュースで戦争や流行病を目にすることなどを通じて、死を身近に感じることで命の尊さを実感し、思いを巡らせるものです。 そ…
2024.11.26
皆さんは、子どもの頃に親しんだキャラクターといえば、どんなキャラクターを思い浮かべますか? サブカルチャーが発展した日本では、長い年月にわたって愛され続ける魅力的なキャラクターが数多く存在します。アニメや漫画、絵本に登場…
2024.11.19
ある日の昼下がり、通院中の病院の待合室で順番を待っていると、ふと目に留まったのは、優しい色使いの絵画でした。淡い色味が特徴的なその絵画を見つめていると、不思議と癒され、体調不良や診察への不安が和らいでいくように感じました…
2024.11.12
2024年4月21日、フジコ・ヘミングは92年の生涯を閉じました。 今回は、ピアノと動物を深く愛し、「魂のピアニスト」と称されるとともに画家としても活躍したフジコ・ヘミングについてご紹介いたします。 ピアニスト:フジコ・…
2024.11.05
皆さんは、世界中で愛されているアイルランドを代表する陶器ブランド、「アイリッシュドレスデン」をご存知でしょうか? アイリッシュドレスデンは、ひとつひとつ職人の手作業によって丁寧に作り上げられており、その作品には歴史、伝統…
2024.10.29
『絶えず動いていて、それが固まっていく瞬間がガラス。それをうまくつかみたい。』 そう語った藤田喬平氏は、ガラス工芸の可能性を追求し続け、一生をガラスに捧げました。 今回は、日本を代表するガラス作家、藤田喬平をご紹介します…
2024.10.22
近頃出張で熊本県に足を運ぶことが増え、ある作家の作品に出会う機会が増えたことに気づきました。熊本では日本画家の堅山南風(かたやまなんぷう)の作品を所有しているお客様が多いのです。全国的にも著名な作家ですが、亡くなってから…
2024.10.15
先日、ふらっと立ち寄った百貨店の展示会で、力強く無骨でカッコイイ陶芸作品に出会い、思わず見入ってしまいました。その作品は、志野焼の人間国宝である鈴木蔵(すずき おさむ)という作家のものでした。作家に興味が湧き調べてみると…
2024.10.08
ストーリーは知らなくとも“鉄腕アトム”や“ブラック・ジャック”、“リボンの騎士”などのキャラクターは皆さんもご存じではないでしょうか。一度観たら印象に残るその国民的キャラクターは、日本のアニメーションの歴史を一変させ、ア…
2024.10.01
みなさんは「あどちゃん!」の愛称で親しまれているイラストレーター、水森亜土(みずもり あど)をご存じでしょうか。ポップでカラフルなデザインが特徴的で、可愛らしい猫や子供のイラストで有名です。街中で彼女のデザインを見かける…
2024.09.24
コラボレーション作品などで日本でも目にする機会が多くなった、ロサンゼルスを拠点に現在活動するアーティスト、ジョナス・ウッド。その大胆な色と独特の文字、コラージュのような作風は、すぐにウッドの作品だと気づきます。今回は、印…
2024.09.17
絵画の人物画といわれる中には、肖像画、女性像、群像画などの題材が沢山ありますが、どの人物画を見ても見る者を引き付けて止まない、そんな作家がいます。 今回は昭和期に活躍した日本近代西洋画の重鎮、小磯良平をご紹介します。 鮮…
2024.09.10
『週刊新潮』という雑誌は皆さんご存じかと思います。週刊誌と言えば表紙にびっしりと内容の説明が詰め込まれていて、中を見なくてもだいたい何が載っているのか理解できるものがほとんどですが、週刊新潮の表紙は雑誌名だけという非常に…
2024.09.03
今から4年程になりますが、関根伸夫の大きな平面作品にお取扱いのご縁をいただきました。 いったい絵なのか、モノなのかー。当時、普段から風景画や人物画を多く目にしていましたが、最初に関根作品を実際に拝見した時の印象は今でも強…
2024.08.27
先日、女性美の表現方法を追求し、白日会の会長もつとめた洋画家、伊藤清永先生の作品にご縁をいただきました。先生は既に亡くなっておられるので、作品鑑定の為、所定鑑定人である中山忠彦先生の元にお伺いさせていただきました。僅かな…