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茶道
九州に異動のタイミングで興味をもって取組んでいるジャンルがあります。茶道具です。
私たちは美術品の買取りをやっておりますが、取り扱うジャンルは圧倒的に絵画(油彩・日本画・版画等)が多い状況です。作家数や流通量を他ジャンル(陶磁器・西洋アンティーク)と比べると絶対数が異なりますので当然の流れかもしれませんが、茶道具も積極的に買取りをおこなっております。
絶対数が少ない中でも、茶道具は当然ながら茶道と密接なつながりがあり、200万人といわれる茶道人口をみるとかなりの数の茶道具が全国にちらばっているのかなと感じます。
練習用の道具等は美術的な価値は薄いのですが、歴史や経験を重ねた作家・窯元の作品は市場的な評価も高く、芸術性もふんだんに盛り込まれています。
そして魂を込められて作られた茶道具は美術品の中でも唯一、鑑賞価値だけではなく、使用価値がある美術品だと思っております。それに加え、日本文化という歴史がある味わい深いジャンルです。茶道具に興味をもつのには十分すぎる理由じゃないでしょうか。
お茶の歴史を見てみましょう。最近の研究では、お茶は栄西が日本に持ち込んだと言われた時期より2~3世紀前からあったといわれており、飲食の一環として親しまれていたそうです。
その後、闘茶と言って広い屋敷で、目隠しをして味や匂いでお茶の産地等を当てあうといった遊びも流行ったそうです。そこから千利休が茶の湯を大成したといわれます。
もちろん珠光、武野紹鴎といった先人達や古田織部、小堀遠州、片桐石州といった方々が大きく影響し発展させた事を忘れてはいけません。
特に小堀遠州は目利きの持ち主で華道にも精通しており、遠州七窯というお気に入りの窯元を制定した事でも有名です。
個人的には遠州の仕事のなかでも、中興名物といわれる、気にいった作品に銘をいれることが印象的で、今の道具の形(作品+共箱)をつくったのではないでしょうか。
このように茶道は歴史的散策もでき美術品と触れ合うことができます。さらに正座にも強くなります。茶道の先輩方に負けないように学び、良い商売ができればと思います。
もし、押入れの中にしまいっぱなしとの事であれば一度アート買取協会にご相談ください。
九州支社 小林
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